「あと伸びする子」、この記事をインターネットで見たときに雷にうたれたような衝撃をうけました。
今まで「伸びる子」「伸びない子」、そして「勉強できる子だったのに全然勉強しなくなった子」という意識しかありませんでした。
中学受験に携わり、良くできる子を今まで多く見てきました。。。しかし、小学校時代の活躍と裏腹に私立中学から公立中学に転校したり、大学受験で苦戦したりと「なぜあの子が?」と思うような子にも多く会いました。
おそらく彼らは、小学校時代に怒られるのが嫌で勉強した子ではないでしょうか。中学受験はどうしても大人が主導します。勉強しない子を勉強させようと思えば、短期的な視点で見れば「怒る」ことは簡単かつ効果的な手段です。でも、そうしたお手軽な方法で宿題をやらせ続ければ、子どもは勉強が嫌いになり「怒られなければ勉強しない子」になります。そしていずれは「怒られても勉強しない子」に……。長期的な視点で見たら、それは良い手段ではありません。
逆にほどほどにできてくれればよいと思って子供のペースで勉強させているうちに、成績がどんどん伸びてきた。気が付けば地域のトップ高校に進学することになった。これが「あと伸びする子」なのではないでしょうか。
岡村ゼミナール西脇校の現中3がまだ中1の頃、秀才などと呼べる生徒は本当にごく僅かでした。進学希望先に加古川東高校の名を挙げる生徒も1名だけだっと思います。そんな子たちが楽しく、のびのび勉強して、着実に成績を伸ばし、今では高校受験第一志望校に加古川東高校と小野高校の名を挙げる生徒がほとんどです。まさに「あと伸び」だらけです。
岡村ゼミナール西脇校では12月24日より冬季講習を行います。まだ小学生だから、中1だからと思わずに「あと伸び」に期待して「今」から行動をおこしましょう。ぜひ岡村ゼミナール西脇校にお問い合わせください。
年内入試って知ってますか?簡単に言えば大学の推薦試験などを指しますが、その種類や受験資格は様々です。推薦試験と言えば専願受験で合格すれば必ず入学しなければならないというイメージがありますが、そうではない併願が可能な試験もあり、とにかく受験者を増やそうと、毎年のように様々な大学があの手この手で入試を行っています。
入試は受験機会が増えれば増えるほど希望の学校に合格できる可能性が高くなります。今や国公立大学も年内入試+国公立前期・中期・後期で4回以上の受験機会があります。
高校受験が終わり、次の受験は3年後だ、なんて思っていると、この年内入試を上手く使えません。なぜならば受験資格があるからです。さらに志願理由書や面接などで書くこと言うことを盛り上げようと思ったらきりがないです。しかも、おそらくですが、出身高校も合否に影響しているような気がします。国公立が1校しか受験できなかった共通一次試験初期の受験世代にとっては隔世の感がありますね。
兵庫県教育委員会が9月1日に調査した令和7年度 公立高校入試進学希望調査の集計結果が発表された。
詳細は教育委員会のHPを参考にしていただくとして、人気校と不人気校は何が原因なのだろうか?
地域トップ校が人気があるのかと思いきや、兵庫県5学区のトップ校で昨年よりも希望者が減っている学校もあれば増えている学校もある。地域トップ校は滅多なことでは定員割れしないので、ある程度、競争倍率も一定のはずなのだが・・・。
地域2番手校に目を移すとこれまた希望者が減っている学校もあれば増えている学校もある。減っている代表格が○○高校だ。
実名を挙げたくないので○○としているが不人気としか言いようがない。
姫路西高校は昨年より希望者を減らしているが、希望者以上の人数が受験することは間違いない。昨年もそうだった。
トップ校なのに不人気校、二番手校なのに不人気校、なぜなのか。逆に当然人気校にも理由がある。よく聞くのが第4学区3番手校の市立姫路高等学校だ。「楽しい」というのがその理由だが、姫路市立3高校の合併再編のあおりで昨年度は定員割れをしている。今年どうなるかはわからないが、希望者数は昨年より少なくなっている。
保護者は少しでも偏差値の高い高校に入れたいと思うものだが、当の生徒はそうじゃないらしい。今年の中3は、コロナ禍が始まった2020年に小学5年生だった。つまり小学校の勉強がぐっと難しくなる頃に学校にあまり行けなかった世代だ。それが中2の5月まで続いた。
ゴリゴリの勉強を好まない、そんな生徒が増えてきた感じがする調査結果だった。