神戸大学 海洋政策科学部ってどんな学部?~文理不問で目指せる海のエキスパート~
姫路市内の高校生の皆さん,「神戸大学」と聞くと,多くの人が難しいイメージを持つかもしれません。しかし,同じ神戸大学の中でも文系・理系どちらからでも進学のチャンスがあり,将来性も魅力的な学部があるのをご存知でしょうか?
今回は,そんな注目の学部,神戸大学「海洋政策科学部」をご紹介します!
どんなことを学ぶの? 海のすべてが研究対象!
神戸大学海洋政策科学部では,1年次に海洋に関する基礎を幅広く学んだ後,2年次から以下の4つの専門領域に分かれて、より深く探求していきます 。
- ・海洋基礎科学領域
海洋生物や海底資源,海底火山,海洋環境などを研究する領域です 。赤潮の発生メカニズムの解明,海洋気象の研究を活かした洋上風力発電の開発など研究テーマは多岐にわたります 。
- ・海洋応用科学領域
船舶や海洋構造物,海底掘削の技術開発といった,いわゆる「マリンエンジニアリング」を研究します 。
- ・海洋ガバナンス領域
船を使った輸送や港湾といった物流・海上交通や,国際的な海のルールである海洋法などを学びます 。
- ・海技ライセンスコース
船を安全に運航するための技術を学び,プロの航海士を目指すコースです 。実際に船に乗る「海技実習」もあり,航海士の資格取得も可能です 。
海洋政策科学部のおすすめポイント!
- 文系・理系どちらからでも進学可能!
- 神戸大学の他学部より共通テストのボーダーが低い
例えば,工学部機械工学科の共通テストボーダーが72.8%なのに対し,海洋政策科学部は67.8%と,少しだけ目標設定がしやすいかもしれません 。
- 大手海運業への就職に強い!
「日本郵船」「商船三井」「川崎汽船」といった日本の大手海運会社をはじめ,多くの卒業生が海運業界で活躍しています 。「海」は日本の経済活動,そして私たちの生活を支える非常に重要なインフラです。したがって,海運業は総合商社やコンサルティング業に次いで高収入の業界です 。
入試情報(総合型選抜「志」特別選抜)
一般選抜だけでなく,総合型選抜も実施されています。その一部をご紹介します 。
- 募集人員: 15人
- 出願要件: 調査書の全体の学習成績の状況(評定平均)が4.0以上の者
- 選抜方法:
- 第1次選抜: 模擬講義・レポート,総合問題(理系は理科・数学・英語,文系は国語・英語・数学の記述問題)
- 最終選抜:海に関するプレゼンテーション,面接・口頭試問
姫路から神戸へ – アクセスも良好
神戸大学の海洋政策科学部は,神戸市東灘区深江南町にキャンパスがあります。姫路から深江キャンパスまでは,JR東海道本線で約1時間程度と自宅から通学が可能です。
海の理解は日本の未来を考えること
日本は四方を海に囲まれた海洋国家であり,海洋の理解は国家の存続に直結する重要課題です。歴史を振り返っても,黒船の来航がきっかけで江戸幕府が倒れたように,海を理解し,活用することは日本の未来にとって非常に重要です 。
神戸大学海洋政策科学部は,そんな海のスペシャリストを目指せる,やりがいに満ちた学部です。
お問い合わせ 岡村予備校 TEL: 079-224-0551