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高校入試と大学入試の違い

更新日:2024.02.29
公開日:2023.05.13

 岡村ゼミナール社校の高校理系担当の土井です。

 生徒達と接していて 例年思う事があります。それは大学入試を高校入試の拡大版のようにとらえてる生徒さんが多い事です。高校入試と大学入試は大きく違います。むしろ大学入試は中学入試に近い一面があります合否判定が本番テスト次第だという点です。高校入試は半分が内申で真面目に意欲的な学生生活が内申で評価され、本番テストの下支えとなりました。求められるのは日々のコツコツと真面目に取り組む学生像でした。いわば定期テストできちんと点数を取り、テスト後は忘れてしまっても課題をきっちり提出するなど真面目であれば評価されました。大学入試では、推薦入試以外共通テストと二次試験の本番勝負です。いくら真面目に学生生活を送っていても実力が無ければ意味がありません。中学入試と同じです。極端に言えば、テストで悪くてもテスト後きちんと見直しをし習得すれば良い結果になります。

 違和感を感じるのは、高校生達が一過性の学習に終始している点です。実力を蓄えていくような学習になっていないケースが多く見受けられます。実力を蓄えていくには基本から標準的な入試問題を見て解法が描け注意点に気付けるかの確認をすることです。地道な方法ですが、古来から学問に王道なしと言います。しかも多岐な科目でやっていくには効率的にやる事が求めれれます。100問で間に合わなければ厳選30問でやる事を考えなければなりません。塾や予備校の存在価値は、そんなところにあるのかもしれません。