綿町校小中部【理科の入口④】
地球は暑くなるのに、月は暑くならない?──“温暖化”と大気のひみつ
こんにちは、岡村ゼミナール綿町校の理科担当 たばた です。
今年の夏もとても暑いですね。天気予報では「猛暑日」や「熱中症に注意!」と毎日のように言われています。
ところで、ふと空を見上げたときに、こんな疑問を持ったことはありませんか?
「地球はどんどん暑くなってるのに、月はどうなの? 暑くなったりしないの?」
今日は、そんな“宇宙と地球のちがい”にせまってみましょう。
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地球が暑くなっている理由
地球ではいま「地球温暖化(ちきゅうおんだんか)」が進んでいます。
この原因のひとつが、温室効果ガスと呼ばれるもの。
たとえば、人間の生活や工場などから出る「二酸化炭素(CO₂)」が、大気中にどんどんたまっているのです。
この温室効果ガスがふとんのように地球をおおって、熱を逃がしにくくしているため、地球の気温は少しずつ上がってきています。
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月には大気がない?
それに対して、月にはどうして温暖化が起きないのでしょうか?
実は、月には「大気」がほとんどありません!
だから、太陽の光が当たる昼間はすぐに100℃以上に熱くなりますが、
太陽が沈んで夜になると、すぐにマイナス170℃くらいまで冷えてしまいます。
つまり、地球のように熱をためておける“ふとん”がないんですね。
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「大気」があるって、すごいこと!
地球には空気(大気)があって、温度を保ちやすくしています。
だから、昼と夜で急に100℃ちかく変わることもありません。
わたしたちが毎日ふつうに生活できるのは、この大気のおかげでもあるのです。
でも、温室効果ガスが多すぎると、熱がこもりすぎてしまいます。
その結果、夏の暑さが極端になったり、海の氷がとけたりする──
これが「温暖化」です。
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夜、空を見上げたら…
夜、ふと月を見上げてみてください。
あの明るい月の表面は、もしかしたら今ごろ、キンキンに冷えた−170℃かもしれません。
地球は暑すぎず寒すぎず、ちょうどよい温度で暮らせる星。
でもそれは、ずっと当たり前のことではなく、守っていくべき大切なバランスなんですね。
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