綿町校小中部【理科の入口①】
水は100度で沸騰する…とは限らない!?
こんにちは。岡村ゼミナール綿町校の理科担当、 たばた です。
突然ですが、クイズです!
やかんでお湯を沸かすとき、水は何度で沸騰するでしょう?
多くの方が「100度!」と答えるでしょうし、もちろん間違いではありません。でも、実は100度より低い温度でも水は沸騰することがあるんです。
山の上ではお湯が「ぬるい」!?
標高が高い山の上では、空気が薄くなります。
空気の「重さ」が少なくなることで、鍋ややかんにかかる**“圧力”が低くなる**んですね。
すると何が起こるかというと──
水の沸点(沸騰する温度)が下がるのです。
たとえば富士山の五合目では、お湯はおよそ90〜92度くらいで沸騰します。
見た目は“ぐらぐら煮えて”いても、実際には温度がそれほど高くない。だから、カップラーメンも少し芯が残ったりします。
圧力と温度のふしぎな関係
水は、一定の圧力で決まった温度になると水蒸気(気体)になろうとする力が強くなります。
でもその「なろうとする力」は、外側からの圧力が強いか弱いかによって変わります。
• 圧力が高ければ、高い温度でないと沸騰できない
• 圧力が低ければ、低い温度でも沸騰できる
というわけです。
だから、圧力鍋は圧力を高めて、水を100度以上に加熱して料理を早く仕上げることができるんですね!
理科は“身近な現象”の宝箱
この話、ただの雑学では終わりません。
• 台風や低気圧の話にもつながります
• 高山病や登山の知識にもなります
• 実験や自由研究のテーマにもぴったり
「水は100度で沸騰する」と習うことは事実ですが、それは“ある条件下で”の話なんです。
理科は、こうした「決まっているようで、実は条件によって変わる」ことを学ぶ教科。
だから面白いし、だから奥が深いんですね。
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