高3生向け:受験勉強の「全体バランス」について【岡村予備校】
高3生の皆さん,受験勉強は順調ですか?夏も本番を迎え,志望校合格に向けて日々努力していることと思います。今日は,受験勉強で大切な「全体バランス」についてお話しします。
大学受験は「合計点」の勝負
大学受験は,志望校ごとに必要な科目の合計点で得点することが鍵です。
たとえば,理系の生徒さんの中には,数学や理科に時間をかけすぎて英語の勉強が後回しになってしまうケースが見られます。一方,文系の生徒さんでは,日本史や世界史に没頭するあまり,国語や英語の対策が不足してしまうことも。
仮に数学で満点近くを取れたとしても,英語や国語で思うように点数が伸びなかった場合,志望校の合格ラインに届かない場合があります。大学受験は各科目の合計点で合否が決まる「総合力」の勝負なのです。
学校の課題と受験勉強のバランス
学校の先生方は,皆さんの学力を伸ばしたいという思いから専門科目の課題を丁寧に出してくださいます。例えば,数学の先生は数学の力を伸ばすために多くの問題を用意してくれるでしょう。これはとてもありがたいことですし,学校の課題をこなすことで基礎力を固めることは大切です。
しかし,受験勉強全体を見渡し,すべての科目の合計点を常に意識して進める必要があります。数学の課題に時間を取られすぎて,英語や他の科目の勉強時間が不足してしまうと,全体の得点力に影響が出てしまいます。学校の課題は重要ですが,受験勉強全体の中で「どの科目にどれくらい時間を割くか」を考えることも同じくらい重要です。
ここでよくある誤解が,「では,すべての科目を平等に時間を配分して勉強すればいいのですね」と言う方がいます。
高校入試だとそれでも良いかもしれません。なぜなら,高校入試の試験科目は国語・英語・数学・理科・社会の5科目すべて100点の合計点が500点だからです。
しかし,大学入試は志望校ごとに配点が異なります。例えば,兵庫県立大学社会情報科学部は共通テスト国語200点,英語200点,数学300点,情報100点,理科100点,地歴・公民100点で,2次試験は数学400点,英語200点です。こちらの学部を目指す方は数学に勉強時間を割くべきです。
岡村ゼミナールのアプローチ:一人ひとりに合わせたプラン
生徒一人ひとり得意科目や苦手科目,現在の学力,志望校は異なります。よって,勉強時間の配分,どの科目にどれだけの時間を割くべきかも当然異なります。
志望校合格に必要な「合計点」を最大化するために,岡村ゼミナールではこうした勉強の全体バランスを見ながら,一人ひとりに最適な学習プランを提案し,効率よく得点を伸ばすお手伝いをします。
定期的な面談で「今,どの科目にどれくらい時間を割くべきか」を一緒に考え,必要に応じてプランの微調整を行い,無理なくバランスのとれた勉強をサポートします。
興味がある方は無料体験授業や学習相談も随時受け付けています。