西脇校
父の日
公開日:2024.06.16
父の日、なんか取って付けたようなネーミングだが1910年にアメリカで始まった。
母の日が1905年から始まったので歴史的にはわずかな差だ。
ジェンダーレスが当たり前の時代になってきても「親の日」とはならない。
なぜなら母親と父親の役割が違うからだと思う。母親は子供に「産んでくれてありがとう」と言われても
父親は、決して言われないだろう。
「育ててくれてありがとう」「大学に行かせてくれてありがとう」は父親だけというわけにはいかない。
では父親だけが言ってもらえる言葉は何かというと「お母さんを大切にしてくれてありがとう」ではなかろうか。
子供にとって母親が何にも代えがたい存在だということは言うまでもない。子供とは本能的に母親を求めているのだ。
しかしその役目は食事の支度や洗濯、掃除、子供の送り迎えだけなのだろうか?
今や夫婦共働きが当たり前となり、家事も夫婦共同でという家庭も珍しくないと思うが
子供にとって母親はいつでもそばにいてほしい存在だ。
一緒にご飯を食べる、一緒に寝る、一緒に遊ぶ、一緒におしゃべりをする、子供が母親としたいことは山ほどあるはずだ。
勉強もお母さんと一緒なら楽しい。キャッチボールもお母さんとしたい。
そんな子供と母親の時間を作ってあげることこそ父親の役割ではないだろうか。
「今日は俺がご飯を作るからゆっくりしていて」父の日だからこそ言ってみたいセリフだ。