知能派と技能派

 知能派と技能派の話をする前に、まず、子供の行動について考えてみると、色々な子供に接する機会が多いので十人十色ということは重々承知だが、簡単に言えばほっといても勉強する子と、ほっとくと勉強以外のことをする子に分かれる。ここでいう勉強とは学校の勉強以外にも新聞や本を読んだり、図鑑を見たり、現代的なものではYou Tubeの教育系動画を見たり、興味があることをインターネットで調べたりすることである。勉強以外のこととはスポーツやゲームの他、絵をかいたり、物語を書いたり、楽器の演奏をしたり、何らかの技能を高める行為を指すこととしよう。つまりテレビでお笑い番組を見たり、漫画を読んだり、友達とおしゃべりしたり、ラインをしたりすることはどちらにも当てはまらないとしよう。

 次に知能派と技能派の定義だが、勉強ができるとかスポーツが得意とかの話ではない。「知らない、分からない」ということが恥ずかしいと思うか、「○○が上手にできない」ということが恥ずかしいと思うか、と定義しよう。当然、知能派は知らないことがあれば、一生懸命情報を吸収しようとするし、知らないことでも「知ったかぶり」してしまうことがあるだろう。一方、技能派はできない技があれば一生懸命練習する。時には大見得を切って自分自身のテンションを高める。

 次に親の番だが、就学前や小学校低学年の子供に何を習わせたいか?そろばん、習字、英会話、スイミング、サッカー、野球、ピアノ、公文、学研、こどもチャレンジなどなど、数多ある習い事の中から何を学ばせるのか、何を学ばせてきたのか、お考えいただきたい。親が知能派ならば知能的な習い事、技能派ならば技能的な習い事に通わせていないだろうか。

 

 子供も小学校高学年くらいになってくると自我が出てくるので自分が好きなものに傾倒していく。知能と技能系の習い事を合わせて習う子もいるだろう。

 

 ここで注意したいのが、知能派だから頭がよく、技能派だから頭が悪いというわけではない。技能派でも抜群の記憶力や読解力を持つ子がいる。しかし、そんな子でもこだわるのが技能の方であれば技能派なのだ。

 

勉強に関していえば、知能派の子供に、知能派の親の組み合わせだと「目指せ難関私立中学」から始まり、「目指せ東大」となり、技能派の子供と知能派の親の組み合わせだと「文武両道」を目指すことになるだろう。甲子園で優勝投手となり、その後は早稲田大学に進み、ドラフト1位でプロ野球の世界に入ったりする。技能派の親と技能派の子供ならば明けても暮れても〇〇漬けとなりオリンピック選手を目指したりする。知能派の子供と技能派の親だと「この子ほっといても勉強するんです」となる。

 

 こんな話をするといろいろな意見が出てくるから、これ以上は書かないが、結論としては、子供が技能派の場合、どんなに頭が良くても勉強以外のことに気持ちがいく。そして勉強に関しては知能派の子供より苦戦する。しかし技能派は「△△王、女王」「日本の××」「世界の××」になれる可能性がある。がんばれ、世界の子供たち!

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