話し言葉と書き言葉

話す言葉と書く言葉は違うでしょうか。

話すときには気にしないことを、書くときには注意する、ということはあるでしょう。

だから、まったく同じとは言い切れないと思うことはあるかもしれません。

ただ、使う言葉がまるで違う、などということは、今の日本語にはありません。昔は、言文不一致でしたが、明治時代以降に一致させて来たのです。その目的は、限られた文字さえ読み書きできれば、日本語を話せる人がみな読み書きもできるようにすることでした。

ところが現代は、再び言文不一致が進んでいる時代ではないか、と思われるところがあります。

一つは、もはや日本語と言えるかどうか怪しい言葉が次々と生み出されること。「マジマンジ」って何ですか!?

もう一つは、文字を読むことはできるが、文章の意味・論理はまるで理解していない人が増えていること。そういう人は、口頭で議論をすることができません。日常会話は問題なくできるが、人と議論をしようとすると、もう何も分からない、というより「アーアーキコエナイ」状態になっているわけです。

再びこの「言文一致」を実現するためには、自分の考えは自分の責任できちんと説明しなければならない、そして、相手が理を尽くして説明したことを大多数の人が認めるときは、理解できないことの責任は、理解できない自分自身が負う、ということを徹底できる環境が必要だと思います。

話し言葉と書き言葉は同じだと自信をもって言いたいものです。

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