よかった
まったく、太陽系第3惑星の地球という星の生命体はけしからん。
報告によると、せっかく青く美しい星に住んでいながら、大気や水を汚している。
お互いをだまし合い、奪いあい、殺し合う。
自分たちの作ったもので、自分たちを全滅させる兵器を作る。
まったくもって矛盾だらけだ。
宇宙空間に平気でごみを捨てるし、もう少し文明が進めば他の星を侵略しかねない。
こんな星はなくしてしまったほうがいい。
「この、地球という星を破壊してしまう準備はできております。
スイッチを押しましょうか?」
「う~ん、いや、スイッチを押す前に、もう一度観察してみよう!」
「おや?みんなニコニコ喜び合っています。」
「報告と違うぞ!」
「プレゼントを与え合ったり、お互いをゆるしあったりしている模様です。」
「クリスマスという時期だとのことです。」
「それじゃ、スイッチを押すのは今日のところはやめにして、しばらく様子を
みてみることにするか。」
クリスマスが近づくと思い出すSF小説です。
宇宙人が地球を観察してくれたのがクリスマスでよかった、と思いました。
(小説の詳細は異なっています。思い出して書きました。)